◆茨城交通 (→2009年8月事業譲渡・茨城交通(新)) 茨城県水戸市
(分離子会社:茨交県北バス)
水戸市を中心に茨城県県央・県北に路線網を展開する事業者。戦時中の1944年には水浜電車を中心に同社の系列下にあった袋田温泉自動車、湊鉄道、茨城鉄道の4社が合併して発足、あわせて近隣の中小事業者を買収した。なお茨城交通成立時に3路線あった鉄軌道は、2008年4月までに廃止もしくは他事業者へ譲渡している。その後、2008年11月に民事再生法の適用を申請。みちのりグループ傘下に入ることになり、2009年7月に同社が100%出資の茨城交通(新)が事業を引き継いでいる。なお、1992年に大子営業所を茨交県北バスとして分離したが、2010年に再吸収している。
一般路線車両は4メーカー全てを導入し、1990年代から移籍車の活発な導入が行われている。富士5E・6Eについては、自社発注でいすゞの大型・中型、日デの大型・中型、日野の大型を、また移籍車で日デといすゞの大型・中型を導入した。
(2007.1.10 更新 2020.5.3 画面修正)
いすゞ P-LR312J
2008.3 水戸駅
自社発注車。
2012.8 水戸駅
もと
小田急バス。同社で廃車後、ある企業で車両更新のテストカーとなっていたものを購入。
日デ P-RM81G
2009.8 水戸駅
自社発注車。
2006.8 水戸駅
左に同じ
2010.8 笠間駅
もと
京浜急行電鉄。1台のみで、笠間営業所に配置されていた。
2004.1 太田駅
もと
新京成電鉄。こちらも1台のみで、太田営業所に配置されていた。
2011.8 太田市内
左に同じ
いすゞ K-CJM520
1998.8 水戸駅前
1999.8 水戸駅前
側面の行先表示が窓下にある仕様は、この年度限りだった。
日デ K-U31L
1996.3 水戸駅
1999.3 水戸駅
もと西武バス。
1997.9 那珂湊
左に同じ
いすゞ P-LV314k
2012.8 水戸駅
もと
東京都交通局。都営のLVはまずIK架装の2両が移籍したが、以降は富士重工架装の車両ばかりが移籍した。
いすゞ P-LV314M
1999.3 水戸駅
1985年に開催されたつくば科学万博の来場者輸送にあたり、茨城県内のバス事業者の多くは路線車を大量に増備した。
この型式を最後に茨交はいすゞの大型車を自社発注しなくなる。
日デ P-U32K
2007.8 水戸駅
もと西武バス。同社から移籍したP-U32系のは、大半が軸距5.1m級であったが、ごく一部は軸距4.7m級であった。
2003.12 水戸駅
もと
東京都交通局。このあたりの車両から都営バスの移籍が本格化する。
日デ P-U32L
1999.12 太田市内
前期型。
1998.8 水戸駅
前期型。茨城交通の塗装は、メインバンクの常陽銀行のイメージカラーと共通だが、一部はリア側の帯が上が赤、下が青であった。
2006.8 水戸駅
後期型。
2009.8 水戸駅
左に同じ。
2009.8 水戸駅
もと西武バス。大量に移籍し、一時は茨交の主力車種であった。
2006.8 水戸駅附近
左に同じ。
2009.9 茨城県久慈郡大子町
茨交県北バス所属
もと西武バス。大子営業所が分離されていた時代の画像。
日野 P-HT225AA
2003.4 本荘
日野+富士5Eを導入したのはこの時のみ。万博車である。
1998.8 那珂湊
左に同じ
1989.4 那珂湊
車体後半の赤と青が逆転している車両。