◆井笠鉄道 (→2012年10月限りで事業廃止) 岡山県笠岡市
◆井笠バスカンパニー (→井笠鉄道の事業を中国バスが引き継ぎ後、2013年4月より事業開始) 岡山県笠岡市

 岡山県西部の笠岡市・井原市を中心に倉敷市から広島県福山市に路線網を展開する事業者。もとは笠岡〜井原などの鉄道線を運営しており、井笠軽便鉄道として1913年に開業、1915年に井笠鉄道に改称した。バス事業は1925年に開始している。鉄道線は1971年までに廃止した。
その後、2012年に経営難から廃業・破産となった。路線バスは両備グループ(中国バス)が緊急的に引継ぎ、2013年4月には新たに設立された中国バス子会社の井笠バスカンパニーに移管された。路線網は井笠鉄道時代に縮小の一途を辿っており、小規模なものになっている。

 一般路線車両はいすゞを中止に日野とを中心にふそうといすゞが若干加わる構成で、9m大型車を多数導入していたのが特色だった。富士5E・6Eについては、いすゞの大型・9m大型・中型を導入した。一部車両は井笠バスカンパニーに引き継がれた。

(2020.4.21 更新・画面修正)

注:特記したものを除き、井笠鉄道のときに撮影。
 

 いすゞ P-LR212J

2002.3 笠岡駅

9m大型は多かったが中型は少ない。昭和58年排ガス規制(P-)の車両は1両のみけ。
 

 いすゞ U-LR232J

2008.7 福山駅

平成元年排ガス規制(U-)になると中型が増える。後扉は引戸から折戸に変更された。

 

 


2015.5 福山駅

井笠バスカンパニーに引き継がれ、両備カラーに変更された車両も少数だが存在する。
 

 いすゞ K-EDM430

1999.8 福山駅

井笠は昭和54年排ガス規制(K-)の車両まで前中引戸を標準としていた。また、井笠の9m大型はトルコンATを標準装備していた点が特筆される。

 

 


2001.3 井原駅附近

 

 いすゞ P-LT312J

2003.3 笠岡駅

1984年度導入。P-LT最初期のヘッドライトが丸目の車両。

 

 


2001.3 井原駅附近

 

2003.3 福山駅

ヘッドライトが角目になる。
このタイプから黄色の帯が省略される。
 
 

 いすゞ P-LT212J

2002.3 寄島

1990年度導入車はエアサスになり、窓配置も変わった。
 

 いすゞ P-LV318M


2002.3 岡山県笠岡市

5E架装の純粋な大型車はこの1両だけだった。1986年度導入。
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