◆北海道中央バス 北海道小樽市

 道都札幌市と小樽市を中心に旭川から岩内に至る広大な路線網を展開する全国でも屈指の大事業者。後志・石狩・空知地方の事業者の戦時統合で1943年に北海道中央乗合自動車として発足した。1949年に現社名に改称している。

 路線車両は主要4社全てを導入。小樽地区を除き大型車は軸距5.5m以上の長尺車を採用していた。富士5E・6Eについては、4メーカーの大型車と日野の中型車で導入事例がある。全国的に見ても、自社発注で4社の架装例を揃えたのはここと小湊鉄道、昭和自動車の3社程度である。富士5E架装車の大半は札幌市近郊の営業所に配置されていた。
 これとは別に、2000年に札幌市交通局の路線委譲を受けた際に、同局から移管された車両が存在した。

(2001. 6.10 更新 2020.4.20 画面修正)
 

 三菱ふそう K-MP518N

1997.8 千歳駅

昭和54年排ガス規制車。側面の方向幕は中扉上にあった。

 

 


1997.8 江別ターミナル
 

 いすゞ P-LV214N

2001.6 地下鉄福住駅

LV+5Eは、他メーカーに比べ製造年が新しく殆どが冷房車だった。

 

 


2000.5 北海道石狩市

LVでは珍しくヘッドライトが丸目であるが、製造番号から類推するに後天的改造だと思われる。
 

 日デ P-UA32N

2001.6 地下鉄麻生駅

後期型
最も車両数が多かった日デへの架装車。非冷房車。

 

 


2000.5 地下鉄麻生駅

中央バスの車両はリアにシーケンシャルフラッシャーを採用していたのが特徴的であった。
 
2000.5 地下鉄麻生駅

後期型
日デの冷房車はヘッドライトが角目だった。
 

2001.6 麻生ターミナル

札幌市交通局の移管車両。前期型。非冷房。
移管路線から転出して使用される事例もあった。
 

 日野 P-HU236BA

2001.6 地下鉄麻生駅

日野は最も数が少なく全車非冷房だった。
 

 三菱ふそう P-MP618P


2000.5 北海道北広島市

ふそうは窓配置が2種類あった。中扉が後寄りの車両。

 

 


2001.6 札幌ドーム附近

中扉が前寄りの車両は、後扉以降に5枚の窓が並ぶ独特の窓配置だった。

 三菱ふそう P-MP618P改


2000.5 新札幌駅

札幌市交通局の移管車両。非冷房。
軸距5.8mのいわゆる「P改」だった。
inserted by FC2 system