◆小湊鉄道 千葉県市原市

 千葉県市原市の五井から上総中野に至る路線を運営する鉄道事業者。路線バスは千葉市〜木更津市・勝浦市に至る房総半島中央部全域に路線網を展開する。1926年開業。路線バスは1927年に発足した袖ヶ浦乗合自動車を1932年に傘下に収めたことにはじまる。戦時統合では同社が房総半島中部の統合主体となり、戦後の1947年には小湊鉄道が合併して直営になった。
 なお、戦前は安田保全社系であったが、同社保有の株式が京成電鉄に譲渡されたことから、戦後は京成系列となった。しかし同社が経営危機に陥った1970年代後半、九十九里鉄道が小湊鉄道の筆頭株主に、また九十九里鉄道の筆頭株主が小湊の社長という形になり、事実上、京成傘下を抜け、小湊・九十九里グループを形成している。

 一般路線車両は4メーカーを採用。特に1984〜1997年の間は中型の一部を除き大半の車両が富士重工架装であった。このため富士5E・6Eについてはいすゞの大型・中型、日デの大型・中型、日野の大型・中型、ふそうの大型を導入した。小湊鉄道だけが採用した型式と車体の組み合わせが複数存在することは特筆される。

(2001.3.30 更新 2020.5.5 画面修正)
 

 いすゞ P-LR312J

2003.6 茂原駅附近

 

 日デ P-RM81G

2002.5 蘇我駅

 

 日野 P-RJ172BA

2002.5 千葉駅

RJはRM・LRと異なり、側面の前後扉間の窓が1枚多い。

 

 

1998.11 千葉市内

 

 日野 P-RJ172CA

2002.5 八幡宿駅

全国でも唯一のP-RJ_CA系への架装例。1両のみ。

 

 

2002.5 八幡宿駅

上のP-RJ172BAと比較すると、後輪がリア側に位置し、WBが長くなっていることがわかる。
 

 いすゞ P-LV314L

2002.5 大多喜

 

 

2002.5 大多喜

千葉らしくリアの行先表示も大型である。
 

 日デ P-U32L

1999.3 水戸駅

前期型。

 

 

 
2002.5 茂原駅

後期型。
 
1999.7 八幡宿駅

左に同じ。
 

 日野 P-RT225AA

  
1999.7 千葉市内

全国で唯一の日野RT・RU系への富士架装例。1984年製造の2両が存在した。

 

 

    
1999.7 千葉市内

エンジン開口部は左側面にあった。いすゞLVよりは若干大きい
 

 日野 P-HT235BA

1999.7 姉崎

 

 三菱ふそう P-MP118M

1998.11 千葉市内

 

 三菱ふそう P-MP218M

1998.11 千葉市内

 

 

2001.11 千葉市内

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