◆大分バス 大分県大分市
(分離子会社:臼津交通、大野竹田バス)


 大分県の大分市より南側一帯に路線網を展開する事業者。1937年発足、戦時統合で事業規模を県南部全域に拡大した。1988年に竹田市周辺を竹田交通に、三重町周辺を大野交通に、また1990年に臼杵市・津久見市周辺を臼津交通に分離している(2010年に竹田・大野が合併し大野竹田バスに再編)。
なお、かつては近鉄グループだったが、2005年に経営難から私的整理を行った際に離脱している。

 1987年頃は近鉄グループということもあり、一般路線車両の導入は日野が殆どだった。富士5E・6Eは日野の大型・中型を導入した。日野車体・西工との並行導入であるが、富士が最も多かった。

(2001.9.8 更新 2020.4.23 画面修正)
 

 日野 K-RJ172AA

2000.8 大分県臼杵市

臼津交通所属。
大変希少なK-RJへの架装例。標準の日野車体架装例と同じく、ヘッドライトは丸目1×1である。サブエンジン式冷房の車両。

 

 

 
2001.9 大分県臼杵市

臼津交通所属。
直結式冷房の車両。
 
2000.8 臼杵駅

左に同じ。
 

 日野 P-HT223AA

2001.9 大分県大分市

昭和58年規制(P-)の大型車は、変遷が激しくバラエティに富んでいる。HT22系はRC系を引き継いだ前後折戸。

 

 

2001.9 金池ターミナル

左に同じ。
 

 日野 P-HT225AA

2000.8 金池ターミナル

メトロ窓のトップドア車。送迎輸送や中距離路線で使われた。
 

 日野 P-HT233BA

2002.8 大分駅附近

HT23系になり前中折戸になった。

 

 

2000.8 大分駅

左に同じ
 
2001.9 大分駅附近

続いて、一旦、軸距が長くなり(P-HT235BA)前中4枚折戸になった後、仕様はそのままに軸距が再度短くなった。
 
2002.8 大分駅前附近

このタイプは大分バスでは最も数が多かったが、広告車になったものも多い。
 
1999.8 大分駅附近

ライトベゼルが黒の車両は少数だった。
 
2002.8 大分駅附近

続いてライトは角目になる。
 
1999.8 金池ターミナル

角目の車両にもライトベゼルが黒の車両があった。
 

 日野 P-HT235BA

2001.9 大分駅附近

HT233BAの前中折戸に続いて導入されたのがこのタイプで、中扉が4枚折戸になり軸距も伸びた。
 
2005.6 大分県大分市

教習車に転用された車両。
 
2005.6 大分県大分市

左に同じ。
 

 日野 P-HU275BA

2000.8 金池ターミナル

大分駅〜佐賀関を結ぶ特急用車両。テレビ付きなので「テレビカー」と呼ばれた。メトロ窓・ハイバックシート装備。P-HT・HUの高出力車に富士5Eを架装した事例は、全国でもこの一例のみ。

 

 

2002.8 金池ターミナル

左に同じ。
 
2005.6 大分県大分市

行先表示がLED化されてからの姿。側面は別の場所に行き先表示を設置したため、幕の表示は「大分バス」に固定されていた。
 

 日野 P-HU233BA

2000.8 金池ターミナル

佐賀関特急専用車の増備車は軸距が短くなり、エンジンも通常出力に戻った。
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