◆東京都交通局 東京都新宿区

 首都東京の公営事業者。国内最大の公営バスで、民営バスを含めても屈指の大規模事業者である。1911年に東京市が民営の路面電車3社を買収し電気局として発足した。バスは1924年に関東大震災で市電の応急復旧として運行を開始した。1943年に東京市と東京府の合併で東京都となり、都道府県レベルで運営する公営交通となった。このため、路線網は東京特別区以外は戦後に路線が開設された青梅市周辺にのみ存在する。

 一般路線車両は4メーカー全てを導入していた。富士5E・6Eについては、いすゞの大型と、日デの大型・中型車を導入した。公営交通らしく最後まで副室式エンジン搭載の車両を導入していたのが特徴である。

(2001.12.2 更新 2020.5.24 画面修正)
 

 いすゞ P-LV314K

1997.9 巣鴨駅附近

いすゞは都営バスで最大勢力であったが、川重〜IKを架装した車両のほうが多かった。当時の都営バスは車台製造者だけでなく車体製造者の点でも営業所別の配置で、富士5E架装のいすゞは基本的に巣鴨と深川に配置された。

 

 


1999.1 池袋駅附近

1988年度導入車から前中ワイドドアになったが、翌年は7Eになったため1年限りの仕様である。
 

 日デ P-U32K

1998.1 田端駅

 

 

1998.6 豊島区内

都営は廃車が迫ると、イレギュラーな転属をすることがあった。日デは、練馬、北、江東に配置されていたが、画像の車両は巣鴨に転属した。
 
1998.4 練馬区内

練馬営業所配置の2両はLPG併燃に改造されていた。当時、都営バスで環境対策車を示す「エコツムリ」が前面に貼られているのはそのため。
 

1999.2 池袋駅

左に同じ
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