◆東野交通 栃木県宇都宮市

 栃木県の宇都宮市・真岡市以北に路線網を展開する東武系の事業者。もとは、西那須野〜黒羽ほかの鉄道を運営しており、1924年に東野鉄道として開業。路線バスは1928年に開始した。戦時統合では栃木県那須・芳賀地区の統合主体となった。鉄道は1968年までに廃止、1969年には東野交通に改称した。
 1964年の増資をきっかけに東武鉄道の傘下に入ったが、2002年の東武系列バス事業者再編の影響は受けなかった(その後、2016年に東武は株をみちのりHDに売却し同社傘下入り、2018年に同じみちのりHD傘下の関東自動車に合併した)。
 一般路線車両はいすゞと日野を導入していたが、移籍車の導入以降はふそう、また僅かながら日デも導入した。富士5E・6Eについては、移籍車で4メーカー全ての大型と日野の中型を導入した。

(2001.9.15 更新 2020.5.23 画面修正)  東野交通追想録もご覧ください
 

 日野 K-RC301J

1999.7 大田原市内

もと阪東自動車→茨城急行自動車。東武系の多重移籍車。なお、東野交通の移籍車は移籍後短命に終わったものが多い。

 

 

   
1999.7 大田原市内

左に同じ。
阪東の5Eはリアの方向幕回りに特徴があったが、東野に移籍してからは使っていなかった。
 

 いすゞ P-LV314K

1999.1 大田原市内

もと東京都交通局。同局からは何種類か車両が移籍したが富士5Eはこの1両のみに終わった。

 

 

1999.1 大田原市内

左に同じ
 

 いすゞ P-LV314L

1998.12 宇都宮市内

もと神奈川中央交通

 

 


1998.5 宇都宮駅附近

もと神奈川中央交通。こちらは前面の運賃表示を潰している。
 

 日デ P-U32N

1999.1 大田原市内

もと日栄運輸倉庫。日本鋼管京浜製鉄所の構内輸送用の車両。浅い車齢で放出しており、東野では日デ・日野・ふそうを導入した。日デは1両のみで東野でも長らく唯一の日デであった。また他メーカーが軸距5.1〜5.3mなのに対し、5.5mと長かった。
 

 日野 P-HT225AA

1999.1 宇都宮市内

もと阪東自動車→茨城急行。阪東は昭和58年排ガス規制適合になると、2段窓・前後折戸からメトロ窓・ワイドドアに大きく仕様を変更した。
 

 日野 P-HT235BA

1999.7 黒磯駅

もと日栄運輸倉庫。日野のみ複数が移籍した。

 

 


1999.7 黒磯駅

左に同じ。
 
2000.3 宇都宮市内

もと阪東自動車。この型式から茨城急行を経由せず直接移籍するようになる。
 

2000.3 大田原市内

左に同じ。
 

 三菱ふそう P-MP218M

2000.3 西那須野駅

もと日栄運輸倉庫。ふそうも1両のみだった。

 

 


2000.3 大田原市内

左に同じ。
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