1)側面
基本的に床下機器の配置は同一であるが、2000年以降に入線したもの(607〜614、627〜630、721・722)は
偶数車の右側面が若干異なる。

・奇数車 左側面 601 ←長尾 志度→

・奇数車 右側面 605 ←志度 長尾→


・偶数車 右側面 606 ←志度 長尾→

・偶数車 左側面 602 ←長尾 志度→




701の前頭部は、側面から見ると、このような感じ。


2)屋上
冷房風洞をのぞけばオーソドックスなもと名城線車両に比べ、
もと東山線車両は二重構造の屋根を切り開き、複雑な形状となった。

602の屋上。外板の一部が雨どいと一体化した、
JR西日本のN40車と同じような構造になっている。
上は、ふちの部分の拡大。もとの上屋根も一部残っていることがわかる。

冷房装置は、中央が京王電鉄3000、6000系等の廃車発生品である
東芝RPU-2203(能力8000kcal/h)で、両端が、小田急3100系NSE車の
廃車発生品である三菱CU193(10500kcal/h)である。
なお、603〜614、627〜630、721・722はCU193の代わりに、
泉北高速鉄道100系の廃車発生品である三菱CU191P(10500kcal/h)を搭載し、
取り付け方法が異なる(下右の629パンタ付近の写真を参照)

また、泉北クーラー搭載車の場合、603-604を除き、クーラーの台座の側面に穴があるが、
小田急クーラー搭載車の場合、これがない。
また、泉北クーラーの台座の穴も、1999年導入車は京王クーラー部分が片側1つだが
2000年度導入車は3つである。


左は601、右上は629、右下は605のパンタグラフ周辺。
配管等には入線年次による差はない。
パンタグラフから出た配線のうち細い方は直接妻面へ、
もう1本はヒューズ箱を通って、回り込むように妻面に至る
(トミーテック・鉄道コレクションの製品はエラー)。

ただし、パンタ台の形は1999年までに入線した車両
(701、601、603、605、621、623、625、627)は
側面が2本足になっている(側面の写真を参照)のに対し、
2000年以降に入線した車両は、一体の板となっている。

パンタグラフそのものは東洋PT-4201Sで、京王電鉄の廃車発生品である。

路線車番 導入年 種車 冷房種類※パンタ台座備考
志度621-6221998年夏東山250 小田急 4本足 
長尾601-6021998年夏東山250 小田急 4本足 
志度623-6241998年秋東山250 小田急 4本足 
長尾701-7021998年秋東山300 小田急 4本足2007年8月。志度線に転属。現723-724
志度625-6261999年夏名城中間小田急 4本足前面幕が小型。2000年7月拡大。
長尾603-6041999年夏名城中間泉北(A)4本足前面幕が小型。2000年7月拡大。
志度627-6281999年秋名城中間泉北(B)4本足 
長尾605-6061999年秋名城中間泉北(B)4本足 
志度629-6302000年夏東山250 泉北(C) 
長尾607-6082000年夏東山中間泉北(C)2006年電装解除。志度線に転属。現801、802。
長尾609-6102000年夏東山中間泉北(C)2006年電装解除。志度線に転属。現803、804。
志度721-7222000年秋名城先頭泉北(C) 
長尾611-6122000年秋名城中間泉北(C)2007年7月。志度線に転属。
長尾613-6142002年12月名城中間泉北(C)当初からラインカラー 
※A)・・台座の側面に穴なし。B)・・泉北クーラーの台座の穴は片側3っつ、京王クーラーは同1つ。C)・・台座の穴は全て片側3っつ。

3)前面
もと東山線250形の602、名城線中間車の626、名城線1200形の721を示す。

4)連結面
長尾線の607、608が、志度線の制御車801、802に改造される際に撮影したものである。


5)その他
ことちゃん源平号。屋島の合戦というより、弓遊び(笑)。




ことちゃん遍路号。




▲ 戻る

inserted by FC2 system