台鉄の車輌(客車)

3)客車
普通用客車 普通用 40TP32200 40TPK32200

台鉄の普通用客車は中央寄りに扉を2箇所に持っていたのが特徴。
もともと、日本の各社で製造されたが、1971年に製造されたこの形式は
インドのICF(Integral Coach Factory)社製で、車内も回転クロスシートとなった。
なお、TPは3等客車の意味で、Kは緩急車を表す。


40TPK32204 2005-9-7 高雄
平快用 平快用 35SP32550 35SPK32600

デッキ付きの車輌は、もともと優等列車(快車)用に製造された。
しかし、冷房付の優等列車が整備されるにつれて、全て普通用に格下。
これが「平快」という名称の所以である。
35SP32550は1968年 新潟鉄工所製、35SPK32600は1969年 川崎車輌製。
車内は回転クロスシートを備える。
なお、SPは2等客車の意味。


35SPK32601 2005-9-8 花蓮
EMU1000 冷気平快 35SPK2300

1970年 新潟鉄工所、東急車輛、富士重工で製造された快車用客車 35SPK32700に
1994年、台北機廠で冷房改造・窓の固定化を実施して復興号用にしたもの。
しかし、評判が悪くもとの平快用に再格下された。
普通運賃で乗れる冷房車。車内は回転クロスシートである。


35SPK2316 2005-9-7 嘉義
復興号 復興号用 40SPK20000/21000

現在、復興号用に使われている車輌は、主に1980年に
台湾の唐栄車輌で製造されたもの。
座席はビニールレザー張りの回転クロスシートである。

40SPK20056 2005-9-7 高雄
呂光号 呂光号 40FP10000 40FPK10000/11000

上の復興号と同じ車体を持つ呂光号用客車。
1980、1983年唐栄車輌製。
車体はモケット張りの回転クロスシートである。
なお、FPは1等客車の意味


40FPK11036 2005-9-7 嘉義
呂光号 呂光号 35FPK10400/10500/11400/11500

こちらは製造年代が新しい呂光号用客車で
重量は35トン、客用ドアは自動扉の引戸となっている。
1995、2000年唐栄車輌製。
車体はモケット張りの回転クロスシートである。
画像の11402は障害者設備付き。


35FPK11402 2005-9-7 嘉義
荷物車 荷物(行李)車 40BK32400

台鉄では荷物専用列車が運行されるなど、鉄道荷物が現役である。
この車輌は1960〜1970年唐栄車輌製。
塗装は普通列車用と呂光号用の2種類がある。


40BK324100 2005-9-9 樹林
荷物車 郵便荷物(郵政行李)車 35MBK80000

こちらは郵便荷物車。1981年唐栄車輌製。
塗装は普通列車用のみである。


35MBK80013 2005-9-9 樹林
荷物車 電源荷物(電源行李)車 45PBK32800

非電化区間の冷房客車列車で使用される電源車。
1967〜68年唐栄車輌製。


45PBK32862 2005-9-7 高雄

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