◆名古屋市交通局  愛知県名古屋市

 名古屋市の公営交通は、日本で2番目の開業である民営の路面電車を買収したことにはじまります。路面電車は、1974年に廃止になり、現在は地下鉄5路線とバスを運行しています。基幹バスを誕生させるなど先進的な面もありますが不採算路線も多く、1998年には路線の大幅な見直しが実施され、都心部でも小型バスの運行が開始されたことは記憶に新しいところです。

 公営交通であり4メーカー全てを採用し、このうち日デ車全てといすゞ車の一部に富士重工は架装されています。以前は短尺の前中でしたが、5E架装車導入中の1987年に標準尺クラスに変更、1988年には3扉車になりました。特に3扉車は1997年まで導入が続けられ、当局の特徴になりました。
 また塗装も、初期は緑とクリームの塗り分けでしたが、その後現在の青と白の塗り分けに変更されています。
 なお、5E架装車は、既に全車引退しています。国内への移籍車輛も、残念ながらない模様です。

<特記>
このページで使用した画像は、大阪市在住のK様が撮影されたものを、ご提供して頂きました。
改めてお礼申し上げます。
なお、K様のご意向を尊重し、撮影場所および撮影年月日は伏せさせていただきます。ご了承下さい。

局番 S-126
いすゞ K-CJM470
局番 S-213
いすゞ P-LV314K
局番 S-251
いすゞ P-LV314M

局番 S-277
いすゞ P-LV314M

※名古屋市の3扉は後扉が折戸であり、
 5Eでは少数派である。
 (他社の3扉は引戸)
局番 N-80
日デ P-U32K(前期型)

※屋上にベンチレータを搭載していたのはこの年まで
局番 N-122
日デ P-U32K(後期型)
局番 N-146
日デ P-U32L
局番 N-157
日デ P-U32L

※日デ車は主に市南東部で使用されている。
 この年以降、名古屋市は基幹バス以外の大型車を全て3扉で導入し
 リフト装備車やノンステップ車まで3扉にしてしまった。

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