フランクフルトの電車を少々


フランクフルトは2004年に訪れたことがあり、路面電車と地下鉄のそれぞれ一部に乗車しています
今回はフライトまでの短時間に一部を見ただけですが、15年が経過していたため、いろいろと変化がありました。
 
 
路面電車はPt型が消滅し、DUEWAG製の100%低床車 R型(1993~1996年製 40編成)と、ボンバルディア製の70%低床車「Flexity Classic」に属するS型(2003~2007、2012年製 74編成)の2種類になった。

R型 036(上)、S型210(下)、
いずれもフランクフルト中央駅前にて
 
今回、フランクフルトで見てみたかったのが15年前には乗れなかった地下鉄A線(U1~3、8、9系統)。
都心から北方向へ向かう路線で、ドルンブッシュ(Dornbusch)で地上に出ると、暫くは道路のセンターリザベーションを走行する。車両は高床式なので、道路中央に高床のホームが存在している。

(左、左下)ドルンブッシュ
(右下)ヴァイサーシュタイン(Weißer Stein)
 
 
 
地下鉄の電車は、2004年の時点ではU2、U3、U4、Ptbの4種類があったが、U2~U3とPtbがU5に置き換えられ、U4とU5の2種類に整理された。なお、これにより従来低床ホームだったB線U5系統も高床式ホームが新設され停留所の位置も変更になっている。

U4型512とU5型650 ヴァイサーシュタインにて
 
U4型 521ほか ヴァイサーシュタインにて

U4型は1994~1998年にDUEWAG(車体)で39編成が製造された。全長24490mm、全幅2650mm、連結面間に台車がある通常構造の2車体連節車である。VVVFインバータ制御で130kwの主電動機を両端の台車に合計4機搭載している。

なお、U1~U3系統は最長6連である。
 
U5型 692ほか ヴァイサーシュタインにて

U5型は2008年からボンバルディアで製造されている。現在、226編成あるが更に増備が行われる予定。連結面間に台車がある通常構造の2車体連節車。VVVFインバータ制御で130kwの主電動機を両端の台車に合計4機搭載している。
601~696の96編成は両運転台で全長25840mm、全幅2650mmである。
 
U5型 853ほか ヴァイサーシュタインにて

801~930の130編成は片運転台・貫通路付きで全長25170mm。今後は運転台なしの車両が登場する予定である。
 
 
ヴァイサーシュタインから専用軌道になり、次のヘッデルンハイム(Heddernheim)には車庫がある。構内は、曲線同士のクロッシングが存在するなど、かなり自由な配線となっている。

左の画像は、ヘッデルンハイムに入線する都心方面(フランクフルト南駅行き)電車。
その左側の車両が増結車で、1分もかからぬ時間で後ろ側に連結。すぐに発車して行った。

A線はここで2手に別れる。時間の関係で、ここで折り返した。

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