ストックホルム ヘビーレールの電車・列車

ストックホルム近郊輸送

SL(ストックホルム地方交通) X60形 6088

SLが運営する通勤電車「Pendeltåg」の車両。

6車体連節で全長107100m、全幅3258mm。2005~2017年にアルストム(Alstom)で製造された。同社が製造するコラディア(Coradia)シリーズの一つである。

2017年に開通したストックホルム市駅を通る新線にはホームドアが設置されたため、全車がこの形式に統一された。
車内は6人掛けと4人掛けのボックスシートになっている。

エルブシェ(Älvsjö)にて
 
SJ(スウェーデン鉄道) X40形 3734

SJが運営する近郊電車の車両。ストックホルム中央駅とストックホルム県外を結ぶ。

総2階建てで、1両の長さは先頭車(X40Z1、X40Z5)が27550mm、中間車(X40Z3)が26400mm、全幅2960mm。2両編成のX40-2と3両編成のX40-3がある。
2004~2007年にアルストムで製造された。これもコラディア(Coradia)シリーズの一つである。


ノルビケン(Norrvike)にて
 
ATAB(A-Train社) X3形 5

ATABが運営する空港連絡特急「アーランダエクスプレス」の車両。ストックホルム中央駅とアーランダ空港駅を結ぶ。

4両編成で、先頭車が電動車。1両の長さは先頭車(X3-DMS、X3-DMN)が2mm、中間車(X3-PT、X3-ST)が22500mm。1998~1999年にアルストムで製造された。これもコラディア(Coradia)シリーズの一つ。
 ストックホルム中央駅とアーランダ空港の間 38.5kmを約20分で結び15分間隔で運転しているが、片道299SEK(約3400円)と料金が高額であるため、人気はいま一つの模様

ノルビケン(Norrvike)にて
 

都市間輸送

SJ X2-tåg 2037

SJの都市間高速列車「X2000」用の車両。最高速度200km/hでストックホルム~エーテボリ等を結ぶ。

一端に機関車(X2またはX2K)を、反対側に制御車(UB2XまたはUB2XK)を置くプッシュプルトレインである。1990~1998年にASEA→ABB(電機)、Kalmar Verkstad(車体)で製造された。

ストックホルム中央駅附近にて
 
MTR Express X74形 74005

オープンアクセスで2015年に新規参入した香港MTR系のMTR Express社運行の都市間高速列車用の車両。最高速度200km/hでストックホルム~エーテボリを結ぶ。

5車体連節で全長105500mm、全幅3200mm。2014~2015年にシュタッドラー(Stadler)で製造された。同社のFLIRTシリーズの一つである。

ストックホルム中央駅附近にて
 
SJ Rc6形 1369

スウェーデン国鉄が1967~1988年に製造した電気機関車 Rcシリーズの一つ。

Rc6は最高速度160km/h対応で1985~1988年にASEAで製造された。また1992~1995年にRc5形から改造された。

全長15520mmの4軸機というスペックは日本国鉄ED75あたりを連想するが、自重78t(軸重19.5t)はやはり大陸の機関車である。
列車の前後に機関車を連結して運用することも多い。

ストックホルム中央駅附近にて
 
Tågab Rc3形 1066

こちらもRcシリーズの一つ。

Rc3も最高速度160km/h対応で1969~1971年にASEAで製造された。

Tåg ab社の正式社名Tågåkeriet i Bergslagenは「ベルグスラーゲンの列車輸送業者」の意味で1994年に設立された。

ストックホルム中央駅にて
 
Tågab A2形 5040? コンパートメント付1等車 1964年製
 
Tågab BS5形 5123 半室コンパートメント2等車 1967年製
 
SJ A7形 5514 開放式1等車 1987年製
 
SJ BF7形 5422 コンパートメント付2等車(ボックスシート) 1986年製
 
SJ B7形 5365 開放式2等車 1984年製
 
Tågab B7形 5248 1981年製
 
SJ B10形 5540 開放式2等車 1988年製
 
SJ R4形 5453 食堂車 1988年製
 
参考文献『SVENSKA LOK OCH MOTORVAGNAR MED PERSONVAGNAR 2019』 Ulf Diehl & Lennart Nilsson Trafik-Nostalgiska Förlaget

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