3540形 モハ3541
●概要
両運転台の電動車。もとはJR鶴見線の前身である鶴見臨港鉄道モハ100形→モハ110形→国鉄モハ1510形である。
上田丸子電鉄→上田交通を経て入線した。
1両が在籍する。1930年 新潟鉄工所製で1973年に入線した。平塚車庫(秦野・大山線)の所属。
鶴見臨港鉄道が旅客営業開始に際して製造した車両で10両が存在した。戦後は救援車に改造された1両を除いて、全車両が私鉄に譲渡されている。
神奈電に入線したのは鶴見臨港モハ104→モハ114で、戦後は山陽地方に転出。モハ1501に改番後の1955年に可部線で廃車になり、1958年に同型車1両と共に上田丸子電鉄に譲渡された。同社ではモハ4255として竣工し、1500V電化の真田・傍陽線に配置された。
真田・傍陽線は1972年に廃止になり当社は別所線の上田原に留置されていた。それを、秦野・大山線の昇圧を控え車両を探していた神奈電が入手。自社工場で改造の上1973年に竣工した。なお、同型のモハ4256は弘南鉄道に譲渡されている。
神奈電入線に際し、ブレーキをSMEからAMAに変更、制御器をHLから国鉄から譲り受けたCS5に交換している。
パンタグラフは平塚側に設置している。
台車は日車D-16、主電動機は三菱MB-64Cで、これらは国鉄時代に交換したもののようだが定かではない。
●諸元
形式 | 番号 | 最大寸法 (長×幅×高 mm) | 重量(t) | 台車 | 主制御器 | 主電動機 形式(出力 kW×個数 駆動方式) | 制動 | 備考 |
3540 | モハ3541 | 15545×2735×4127 | 33.6 | 日車D-16 | 国鉄CS5 | 三菱MB-64C(59.6×4 吊掛) | AMA | |
●車歴
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モハ3541
←上田交通(上田丸子電鉄)モハ4255←国鉄モハ1501←鶴見臨港鉄道モハ114←モハ104 1930.8 新潟鉄工所製/1973入線
●編成表
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3541
| (平塚) |