3600形 モハ3601、3602
●概要
 両運転台の電動車。もとは国鉄のガソリンカー キハ41000形である。
2両が在籍する。1934年日本車輌(本店)または川崎車輛製で1950年に入線した。平塚車庫(秦野・大山線)の所属。

同時に購入したキハ40000形が制御車クハ630形631として竣工したのに対し、こちらは国鉄から譲り受けた機器で電装され電動車として竣工している。その後、両端に寄った2扉では使いにくいことから、1957年に3扉化が行われた。

窓枠はアルミサッシ化済。側面のもとステップ部分は切断されて一直線になっている。
中扉も前後の扉の幅に合わせて幅が850mmと狭く、使いづらいとの話である。
パンタグラフは平塚側に設置している。
主制御器は国鉄CS1(芝浦RPC-101)。台車は日車D-16もしくは汽車BWタイプ。主電動機は三菱MB-64Cで、もと宮城電鉄800形のものである。

●諸元
形式番号最大寸法
(長×幅×高 mm)
重量(t)台車主制御器主電動機
形式(出力 kW×個数 駆動方式)
制動備考
3600モハ3601
モハ3602
16300×2708×388627.0日車D-16
汽車BW
国鉄CS1三菱MB-64C(59.6×4 吊掛)AMA

●車歴
モハ3601←モハ531←国鉄キハ41052 1934.1 日本車輌製造本店製/1950入線
モハ3602←モハ532←国鉄キハ41072 1934.2 川崎車輛製/1950入線

●編成表
3601
3602
(平塚)
(平塚)


 
 
鉄道コレクション第10弾の北陸鉄道キハ5201もしくは同和鉱業片上鉄道キハ302(ともに元国鉄キハ41000)がベース。GMのキットを見ながらキハ41000にパンタグラフを載せた車両を作ってみたいと思っていましたが、価格が高く断念。鉄コレの発売で漸く実現させたものです。北鉄は縦方向の雨樋がなく加工が楽でしたが、片上はこれやライトを削るためひと手間かかっています。

扉下のステップを切り落とし、扉をプラ板製のものに交換。また中扉の追加を行っています。
 
   
 
非パンタグラフ側

 
 
作成途中の画像
 
 製作中のもの 2010年10月
 神奈電をもう一度 2011年6月
 
 神奈電をもう一度 2015年11月
 神奈電をもう一度 2016年3月
 神奈電をもう一度 2016年6月


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