3750形 モハ3751、3753、3755、3757
1750形 クハ1752、1754、1756、1758

●概要
 3750形は平塚・中津側に運転台を持つ電動車。1750形は半原・淵野辺側に運転台を持つ制御車。いずれももと京成電鉄600形である。両形式とも4両が在籍する。1948年 帝国車輌工業製(1962〜64年車体新造)で1974〜1975年に入線した。両形式で固定編成を組んでいる。厚木車庫(愛甲線)または田名車庫(相北線)の所属。

 京成電鉄の車両が新京成電鉄以外の事業者に譲渡される事例は極めて珍しい。600形は、大戦後初の新造車として10両が帝国車両で製造された。運輸省規格型の一つである。しかし、戦後混乱期に製造された車体は劣化が早く、1962〜64年に大栄車両で台枠流用で車体を新造している。しかし、1号線直通車の増備が進み、1967年に新京成電鉄に譲渡されていたモハ609、610を除き1973年に廃車になった。

 神奈電は1974年竣工のうち4両が西武所沢工場で、残りの4両は自社工場で改造を実施した。いずれも半数の車両は電装解除された。また下回りは旧型国電系の機器に交換され、主制御器はCS5、主電動機はMT15、台車はDT10になった。

前面のアンチクライマーの形状が2種類あり、旧モハ602、607の1758、3757は左右2分割、他は貫通路下に1つである。
パンタグラフは平塚・中津側にある。

●諸元
形式番号最大寸法
(長×幅×高 mm)
重量(t)台車主制御器主電動機
形式(出力 kW×個数 駆動方式)
制動備考
3750モハ3751
モハ3753
モハ3755
モハ3757
17150×2744×415034.0国鉄DT10国鉄CS5国鉄MT15(100×4 吊掛)AMA
1750クハ1752
クハ1754
クハ1756
クハ1758
17150×2744×392026.0--ACA

●車歴
モハ3751←京成電鉄モハ601 1948 帝国車輌工業製/1974入線
モハ3753←京成電鉄モハ603 1948 帝国車輌工業製/1974入線
モハ3755←京成電鉄モハ605 1948 帝国車輌工業製/1974入線
モハ3757←京成電鉄モハ607 1948 帝国車輌工業製/1975入線
クハ1752←京成電鉄モハ604 1948 帝国車輌工業製/1974入線
クハ1754←京成電鉄モハ608 1948 帝国車輌工業製/1974入線
クハ1756←京成電鉄モハ606 1948 帝国車輌工業製/1974入線
クハ1758←京成電鉄モハ602 1948 帝国車輌工業製/1974入線

●編成表
3751  1752
3753  1754
3755  1756
3757  1758
(厚木)
(厚木)
(田名)
(厚木)


 
鉄道コレクション第4弾の大井川鉄道モハ312・クハ512をベースに作成したもの。車体幅は唐竹割りにして縮め、側面は車体中央の扉を復活して3扉に、前面はGMの京成3500系附属の京成3200用をベースにしています。。
 これを完成させた後にキットが発売されたのは晴天の霹靂でした。それにしても幌の無い京成旧型車の前面はなんとなく間抜け・・・新京成ではダミーの幌枠を設置したのも納得できる話です。。
 

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 神奈電をもう一度 2012年7月
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 神奈電をもう一度 2012年12月
 


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