403形 デキ403
●概要
凸型の電気機関車。神奈電の自社発注である。1949年 東芝車輌製。
403になったのは、愛甲鉄道が発注したデキ401、402(1927年川崎造船製)があり、その続番にしたためである。
愛甲線の貨物列車増強用に導入したもので、神奈電きっての強力機となった。そのため、1955年の相北線昇圧後は同線に一時的に入線し、相模ダム(津久井湖)の建設資材運搬でも使用された。
1984年の愛甲線貨物列車廃止後は、厚木工場の入換で使用されている。
いわゆる東芝戦時型と呼ばれるタイプであるが、車体幅は地方鉄道建設規定の2744mmに収まっている。
主制御器は電空単位スイッチ式、主電動機は東芝SE-130Cである。
●諸元
形式 | 番号 | 最大寸法 (長×幅×高 mm) | 重量(t) | 主制御器 | 主電動機 形式(出力 kW×個数 駆動方式) | 備考 |
280 | デキ281 | 11050×2744×4170 | 40.0 | 電空単位スイッチ式 | 東芝SE-130C(110×4 吊掛) | |
●車歴
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デキ403 1949 東芝車輌製