1500形 クハ1502、1504
●概要
 大山・秦野側に運転台も持つ制御車。もとはJR南武線の前身である南武鉄道クハ210形→国鉄同番号である。
2両が在籍する。1939年10月 木南車輌製造製で1956年に入線した。
平塚車庫(秦野・大山線)の所属。いずれも3440形と2両固定編成を組んでいる。

中古の台車を流用して製造された車両である。しかし、それが原因なのか国家買収後、はやくも1949年3月に廃車になった。
同年、神奈電に入線しクハ621、622となった。
1974年の大山・秦野線昇圧を前にした1972年、3430形と固定編成になり、CPとMGを搭載。また、連結面には貫通路が設けられた。

窓枠はアルミサッシ化済。台車が極端に両端に寄っているのが特徴。
台車は落成時は軸距1370mmのブリル27-GE-1であったが神奈電入線後、早々に履き替えた模様。現在は汽車BWである。

●諸元
形式番号最大寸法
(長×幅×高 mm)
重量(t)台車主制御器主電動機
形式(出力 kW×個数 駆動方式)
制動備考
1500クハ1502
クハ1504
15500×2700×377522.5汽車BW--ACA

●車歴
クハ1502←クハ621←国鉄←南武鉄道クハ211 1939.10 木南車両製/1949入線
クハ1504←クハ622←国鉄←南武鉄道クハ212 1939.10 木南車両製/1949入線

●編成表
3431  1502
3433  1504
(平塚)
(平塚)


 鉄道コレクション第4弾の国鉄クハ16がベースです(車体の色からして富士急行を使った模様)。側面はクハ16の裾を0.5mmほど嵩上げしています。また妻はGMのキハ04がベースで裾にt1.2プラ板を貼って嵩上げ、窓回りは全て撤去して窓枠と柱を新調しています。屋根はクハ16を唐竹割り。ベンチレータは鉄コレ第1段の鶴見臨港から削ぎ取ったもので、他の車両に改造した際の発生品です。
 台車が前後に寄っているため、床は17m級用を切り継いでいます。台車はカプラーポケットの取り付け台をそぎ落として、KATOカプラーを直付けしてまります。
 
 
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 神奈電をもう一度 2013年10月
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