1730形 クハ1732、1734
●概要
半原側に運転台も持つ制御車。もとはJR鶴見線の前身である鶴見臨港鉄道サハ220形→国鉄クハ55100形である。
2両が在籍しする。1942年10月 新潟鉄工所製で1956年に入線した。
厚木車庫(愛甲線)の所属。いずれも
3730形と2両固定編成を組んでいる。
日本初の4扉通勤車で、両運転台の電動車として計画されたが、資材不足のため付随車として落成した。
国家買収後、山陽地方に転属し1952年に片運転台の制御車に改造された。その後、1956年3月に宇部線で廃車になった。
なお、クハ5511は連結面側の乗務員扉が残っていたのに対し、クハ5510はこれを撤去して普通の窓に改造、また連結面には貫通路が設けられていた。
神奈電入線後は、同時期に入線した同じもと鶴見臨港の730形(現・3730形)と編成を組んでいたが、1960年にモハ733(現・モハ3733)が入線した際に正式に固定編成になった。
しかし、各扉間に窓は2枚しかなく開閉可能な窓の数が少ないことが夏季には問題となり、一方で扉の多さは冬季に問題となっていた。
そこで1969年に2・3番目の扉間の窓割りを変更し3扉車に改造した。このときに、もと国鉄クハ5511のクハ1734の連結面側乗務員扉跡は普通の窓になった。
これにより、窓配置はd1D2D2D2D1d(落成時)から関東型のd1D4D4D2と、ありふれたものになった。
ノーシル・ノーヘッダーの車体が特徴。前面は中央の窓だけが細い。
窓枠は上述の窓配置変更時にアルミサッシ化されている。
台車が新潟鉄工所製のボールドウィンタイプである。
●諸元
形式 | 番号 | 最大寸法 (長×幅×高 mm) | 重量(t) | 台車 | 主制御器 | 主電動機 形式(出力 kW×個数 駆動方式) | 制動 | 備考 |
1730 | クハ1732 クハ1734 | 17500×2740×3700 | 30.5 | 新潟BW | - | - | ACA | |
●車歴
・
クハ1732←クハ811←国鉄クハ5510←鶴見臨港鉄道サハ221 1942.10 新潟鉄工所製/1956入線
・
クハ1734←クハ812←国鉄クハ5511←鶴見臨港鉄道サハ222 1942.10 新潟鉄工所製/1956入線
●編成表
| |
3731 1732
3733 1734
| (厚木) (厚木) |
旧設定では4扉のままでしたが、さすがにそれは使いづらいだろう・・・ということで、途中で3扉化されたことにしました。
鉄道コレクション第4弾のクモハ11・クハ16をベースに作成したもの。3730同様放置していた側板を再利用したものですが、こちらは窓を取り去り、そこに鉄コレ第14弾の豊橋鉄道モハ1721の窓をから上および乗務員扉まわりを継いでいます。
妻面も同車から流用、ディテールを全て削って新製しているのはこちらも同じ。屋根も豊橋鉄道モハ1721がベースです。
作成途中の画像
神奈電をもう一度 2012年12月
神奈電をもう一度 2013年1月
神奈電をもう一度 2013年6月