1800形 クハ1804、1806
●概要
半原側に運転台も持つ制御車。もとはJR青梅線の前身である青梅電気鉄道モハ500形→国鉄クハ6110形またはクハ700形→国鉄クハ6120形である。
3両が在籍しする。1940年 木南車輌製で1956〜60年に入線した。
厚木車庫(愛甲線)または田名車庫(相北線)の所属。いずれも
3740形と2両固定編成を組んでいる。
国家買収後、飯田線を経て山陽地方に転属し1953年に車体更新を行っている。このときに、片運転台・貫通路付となった。
また、現クハ1806の青梅モハ508→国鉄クハ6110はベンチレータをグローブに変更した。
神奈電入線後は特に連結相手を持たない制御車であったが、1973年に3740形が入線した際に固定編成になった。
全長18m超の大柄な車体を持つが、乗務員室は奥行が浅いため、運転席部分のみ拡大している。
このとき窓配置を変更しなかったため、その窓は開閉することができない。
もとモハ500形のクハ1804、1806は側板の裾が中央部のみ下に広いのが特徴。窓枠はアルミサッシ化済。
台車は扶桑KS-33Lを履いている。
●諸元
形式 | 番号 | 最大寸法 (長×幅×高 mm) | 重量(t) | 台車 | 主制御器 | 主電動機 形式(出力 kW×個数 駆動方式) | 制動 | 備考 |
1800 | クハ1802 クハ1804 クハ1806 | 18800×2740×3886 | 27.0 | 住友KS-33L | - | - | ACA | |
●車歴
・
クハ1802←クハ821←国鉄クハ6120←クハ702←青梅電気鉄道クハ702←サハ702 1940 木南車輌製造製/1956入線
・
クハ1804←クハ822←国鉄クハ6112←モハ507←青梅電気鉄道モハ507←クハ507 1940 木南車輌製造製/1957入線
・
クハ1806←クハ824←国鉄クハ6110←モハ508←青梅電気鉄道モハ508←クハ508 1940 木南車輌製造製/1960入線
●編成表
| |
3741 1802
3743 1804
3745 1806
| (田名) (厚木) (田名) |