280形 デキ281
●概要
凸型の電気機関車。もとは相北線の前身、相北電気鉄道の発注車 デキ1である。
1926年 日本車輌製造本店製。
大正末に淵野辺〜水郷田名・津久井川尻を開業した相北電気鉄道であるが、関東大震災からの復興で砂利需要が増大したことに目をつけ、水郷田名で砂利を採取することになった。これに伴い、上田名〜水郷田名が急勾配であるため電機を採用することになった。
神奈川電鉄成立後、1955年に相北線が昇圧されたのに伴い大山・秦野線に転属、1974年の昇圧にも対応した。
貨物列車廃止後は、
モニ2191と共に工事列車に用いられている。
典型的なウェスチングハウス型で電機品は同社製であるが、車体はボールドウィンではなく日車製である。
主制御器は電空単位スイッチ式、主電動機はWH-556JF6である。
●諸元
形式 | 番号 | 最大寸法 (長×幅×高 mm) | 重量(t) | 主制御器 | 主電動機 形式(出力 kW×個数 駆動方式) | 備考 |
280 | デキ281 | 9180×2670×4160 | 28.0 | 電空単位スイッチ式 | WH-556JF6(68×4 吊掛) | |
●車歴
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デキ281←相北電気鉄道デキ1 1925 日本車輌製造本店製