屋上機器ほか

・屋上機器の配置
上から見た場合、600・700は以下のようになっている。
屋上のヒューズ箱は一つだけで、至ってシンプルな配管になっている。
冷房機は両端のものだけが連結面方向に向く。

←長尾・琴平・志度線瓦町                                         築港・志度→


しかし、800形は改造前よりパンタグラフを搭載していた奇数車は600・700の奇数車に同じだが、改造時にパンタグラフを新設した偶数車はの高圧線およびパンタ鉤外し線の位置が逆になっている。(写真は入線後の改造>800への改造を参照)

左が奇数車、右が偶数車
←志度線瓦町                                                  志度→



屋上と妻面の配管が解る写真を以下に示す
(左:601 2004年4月、中:607 2006年5月、右:802 2007年2月)。
800形偶数車のみ高圧線とパンタ鉤外し線の位置が逆になっている。



・パンタグラフの台座
パンタグラフの台座の形状は複数ある。どの車両がどの形状であるのかについては各車両の旧番号・仕様等一覧を参照されたい。

・(左上 621 2022年12月) Aタイプ:コの字に曲げた板材の脚が2つだが、ブロックを挟んでパンタグラフが載っている。
・(右上 603 2012年8月) Bタイプ:Aタイプにほぼ同じだが、脚の上に直接載っている。
・(左中 701 2023年5月) B´タイプ:Bタイプにほぼ同じだが、側面がH形になっている。
・(右中 605 2008年11月) Cタイプ:板をコの字に折り曲げ、側面に矩形の穴が開けている。
・(左下 629 2022年12月) Dタイプ:板をコの字に折り曲げただけである。


・側灯の位置
 側灯は、コトデン入線時に全て2段(戸閉表示灯と非常灯?)に改められたが、その位置は名古屋市交のときと変わっていない。
ところで、名古屋市交東山・名城線の鋼製車の側灯の位置は、先頭車として製造された車両はその向き(=奇数車・偶数車)に関わらず中扉から運転台側に1つ目の窓の上に設置された。一方で中間車は全て中扉から奇数の先頭車側に1つ目の窓の上に設置された。先頭車に改造された車両も、側灯の位置は中間車のときから位置を変更していない。
 従って600形と700形では偶数車の側灯の位置が異なっている。また800形の偶数車は方向転換をしているため、奇数車とは位置が逆転している。下に図示する。
 なお形状は基本的には丸形だが、613+614のみ横長のものが使われている。これは京王電鉄3000の発生品と推測するが確証はない。

上から700形、600形、800形。いずれも左が奇数車、右が偶数車。
反対側の側面は車体中心を軸に線対称の位置にある。

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左は631の側灯。
右は613の側灯で無塗装である。



・履歴
2023.5. 2 パンタグラフ B´タイプ、側灯の画像を変更
2023.2.25 作製

←床下機器の配置

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